オメガの歴史と進化
オメガの歴史
スイスの高級腕時計「オメガ」は高品質・デザインをはじめ、偉大な歴史があります。
世界的に見ても抜群の知名度のある腕時計ブランドです。
オメガの歴史をはじめ、憧れの腕時計としての魅力についてご紹介いたします。
![オメガの歴史-1848年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1848.jpg)
1848年
スイスで工房を設立し創業されたオメガの歴史は1848年に始まりました。
オメガはのちに息子たちに引き継がれ
高級時計ブランドとしての地位を確立し発展させていきます。
この時代、時計は職人の手作業で行われていました。
オメガでは製造工程をオートマ化、部品ごとの分業化を世界で最初に採用したり
数多くの改革を進めてきました。
こうした改革はオメガの生産規模を拡大し、知名度を大きく上げる一因にもなりました。
![オメガの歴史-1894年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1894-2.jpg)
1894年
高品質の新型ムーブメント「19ラインキャリバー」を発表
「究極」の意を込め、ギリシャ文字の最後の文字から「オメガ」(Ω)と命名されます。
この時点で、社名としてはまだ採用されておらず
のちに1903年に「オメガ」が社名として採用される事となります。
![オメガの歴史-1932年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1932.jpg)
1932年
ロサンゼルスオリンピックから公式タイムキーパーを務めます。
それ以来28大会で公式タイムキーパーとして活躍します。
ロサンゼルスオリンピック以降、計時技術は時代が進むにつれて進化していきました。
![オメガの歴史-1948年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1948-1.jpg)
1948年
ロンドンオリンピックでは初めて光電子写真装置が採用され
オリンピックの計時技術が劇的に変化しました。現代スポーツの計時の幕開けです。
光電子写真装置の導入によりランナーがゴールラインを通過した時点を正確に計測できるため
ゴールテープがなくなりました。
しかし短距離走では選手たちがまとまった状態でゴールするためゴール順で判定するのが
不可能だったこともありましたが
写真判定用のカメラが記録した映像が数分で現像できたため
順番がそこで把握することができるようになりました。
![オメガの歴史-1952年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1952.jpg)
1952年
オメガの計時はどんどん進化していき、ヘルシンキオリンピックでは
クォーツ式で1/100秒を計測できるようになりました。
史上初の電子計測機器である「オメガ・タイム・レコード」が開発され
オリンピックの計時機器として使用されました。
![オメガの歴史-1957年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1957-2.jpg)
1957年
オメガはプロフェッショナルラインを創設します。
このラインから「スピードマスター」「シーマスター300」「レイルマスター」
が誕生しました。
特に「スピードマスター」はアメリカ航空宇宙局(NASA)との
宇宙探査の未来を担う時計になることになります。
海底探査としての案内役として担ったのが「シーマスター300」です。
「レイルマスター」は1000ガウスまでの耐磁性を有しており
商品化された初の時計として地上における時計としての精度の象徴となりました。
しかし、デビューした当時、クロノグラフの売り上げは
非常に小さな割合でしかありませんでした。
これはオメガに限定された事ではなく、ほぼすべての時計ブランドに当てはまることでした。
「ストップウォッチ機能」のついた時計は、主にアスリートをはじめ
エンジニア・技師・医療に携わる者向けにデザインされた物だったためだったからです。
カジュアルファッションとして一般層向けのクログラフそのものは
1970年代まで存在しなかったのです。
![オメガの歴史-1962年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1962.jpg)
1962年
「オメガ」の「スピードマスター」がアメリカ航空宇宙局(NASA)の
すべて有人宇宙飛行用時計としての正式採用される
1965年から2年半前に宇宙に「スピードマスター」が初めて持ち込まれました。
![オメガの歴史-1965年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1957.jpg)
1965年
アメリカ航空宇宙局(NASA)は宇宙空間でも使用に耐えられる腕時計を選定するために時計店
や代理店に仕様書を提示し、選定のための時計を公式に調達しました。
その中から、耐熱性、耐寒性、耐衝撃性を様々な試験を行い
その結果「スピードマスター」だけが合格したため
アメリカ航空宇宙局の公認クロノグラフは「
スピードマスター プロフェッショナル」が採用されました。
これにより「スピードマスター」の名を一躍世界的に広めることになります。
![オメガの歴史-1969年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1969.jpg)
1969年
オメガにまつわる有名な話としてアポロ計画で使用されたということもあります。
1969年7月21日2時56分(GMT)に人類の大きな一歩である月面着陸に成功します。
人類は初めて月面に降り立ち
「スピードマスター プロフェッショナル」が月面に降り立った
最初の腕時計という偉大な名誉も獲得し
それ以降の裏蓋には”FIRST WATCH WORN ON THE MOON”の文字が刻まれています。
![オメガの歴史-1970年](https://zeus.watch/wp/wp-content/uploads/2021/01/1970-1-1-e1610955351597.jpg)
1970年
アポロ13号が月に向かう途中で酸素タンクが爆発してしまう大事故に遭遇してしまい
航法用コンピュータが使用不能になってしまった。
手動操作でエンジンを作動させ破損した機体の軌道修正を行いました。
宇宙飛行士達は「スピードマスター」を用いて
ロケットの噴射時間の制御を行った事で無事に全員帰還することができ
「スピードマスター」は宇宙空間でもズレることがなく使用できる
高性能な時計として確固たる信頼を獲得しました。
こうして一躍その名前を知らしめた
「オメガ」の「スピードマスター」は高級溢れる上品なデザインに限定されず
世界一の耐久性と機能性を兼ね備えた
スポーツモデルもオメガだからこそ表現できる腕時計の魅力でしょう。
もしもこの オメガの時計に
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